強烈な猫ちゃんとの出会い

子供の頃、名犬ラッシーに憧れて、どうしても犬を飼いたかった私は、何度も何度も両親にお願いし、その度に反対されました。両親の反対理由は色々あったのですが、一番のネックはお世話の大変さだったので、当時の私はいかに自分がしっかりお世話できるか、ということを主張したのですが、両親は「そんな暇があったら勉強しなさい。」の一点張り。

そこで角度を変えて攻めてみることにしました。

 

 

 

お世話の大変さから犬がダメなら、猫ちゃんはどうでしょう?

 

 

これは我ながら名案です!猫ちゃんならお散歩も行かなくていいし、シャンプーもしなくていいし、勉強時間を削られるほどの手はかからないはず。「確かに猫ちゃんならいいかもね!」という言葉を期待して、ホクホクしながら返事を待っていると・・・

 

 

 

母「え。猫なんて懐かないからヤダ。」

妹「ひっかくし、目が怖いから嫌い。」

父「猫なんていいから早く勉強しろ。」

 

 

 

 

なんと私の一家は私以外全員、猫が嫌いなのでした。

そんなバカなーーーー!!!・゚・(´Д⊂ヽ・゚・

あんなに可愛いのに・・・orz

 

 

 

 

犬を飼うことも許されず、猫を飼うことも許されず、「こうなったらいつか必ず自力で飼ってやるからな!!!」と心に決めた私が、大学進学のため上京した直後、私のいない寂しさを埋めるためにアッサリ犬を迎えた両親のことを私は今でも根に持っています(笑)

 

 

 

さて、実家にやってきた可愛い可愛い子犬のこうちゃんの話は『私がむーたんのママにならないわけ』に書いてあるので、今回はこうちゃんの話ではなく、家族に盛大に反対された猫ちゃんの話をしたいと思います。

 

 

 

 

いつかの決意が現実になり、パパと一緒にむーたんを迎えることができた私は、大事な大事なむーたんに、お友達を作ってあげたいという気持ちから、ドッグランに連れて行って大失敗します。(※「ドッグランデビューをする前に知っておくべきこと」参照)

それでも、むーたんはきちんと時間をかけて慣らしてあげれば、苦手を克服できる子だとわかっていたので、私は粘り強く慣れるための努力を重ねました。その甲斐あって、最近ではお散歩中にすれ違う他のワンちゃんと、だいぶ上手に挨拶できるようになりました♪

こうして、いろんな犬と会わせてみて、わかったことが一つあります。それは、むーたんはマイペースな子と相性が良さそうだということ。

 

 

 

 

 

そう。そこで閃いたのが猫ちゃんです。

猫ちゃんならむーたんにあまり干渉してこないかもしれないし、やきもち焼きなむーたんでも心穏やかに過ごせるかもしれません。保護団体から迎えた子猫ちゃんなら、むーたんとの相性も確かめることができます。

これだ・・・!!

 

 

 

ところで、ペット業界だった前職では、よく社員たちの間で「犬と猫はどちらが可愛いか」という議論がなされていました。私はむーたんの影響ですっかり犬派に染まっており、猫派の人たちの「猫はブサイクでも可愛い。」という主張がさっぱり理解できませんでした。犬だろうと猫だろうと、可愛い方が可愛いと思っていたからです。

ある日、むーたんと一緒に近所の公園をお散歩していた時のこと。そんな私の考えを打ち砕く、ものすごい猫ちゃんに出会ったのです。

 

 

 

外で暮らす猫ちゃんたちは、むーたんよりもはるかに体が大きいので、もちろんむーたんは猫ちゃんを追いかけるようなことはしません。猫ちゃんが目の前にいても、むーたんはまるで何もいないかのように振る舞います。ところがその公園で出会った猫ちゃんはものすごいオーラを発していたので、思わずむーたんも気になってしまったようでした。

 

なんだあれ・・・

 

 

 

・・・こっちみてる。

 

 

 

 

とりあえずごあいさつ!

 

 

 

 

ご、、ごめんなさい…。

 

 

 

 

めーーーーーっちゃくちゃふてぶてしいこの猫。

ゴジラみたいな顔のくせして…

おててがポフポフなんです♡

なにこのギャップ…。

可愛すぎなんですけど…。

猫派の人たちの言っていることが理解できた瞬間でした。この猫ちゃんとむーたんが許してくれるならおうちに迎えたかったくらいです。

 

 

 

そんなこんなで私とパパは、次は猫ちゃんを迎える方向で考えています。ただ、猫の飼育放棄で多いのが「子供が猫アレルギーを発症する」というケース。これから挙式を予定している私たちは、まだまだお迎えしていい時期ではありません。実際に猫ちゃんを迎えることになるとしても、もう少し後のことだと思います。