怒れるむーたん再び!

大人しいはずのむーたんがクーラー修理の業者さんに噛み付いてしまった事件から、早くも2週間が過ぎました。あの事件の後にも、お友達がお家に遊びに来てくれたり、むーたんと一緒に旅行したりして、他の人と触れ合う機会もありましたが、むーたんはいつもの優しくて穏やかで、ちょっぴり怖がりなむーたんのままでした。

 

しかし今日、再び怒れるむーたんに変身する機会がありました。毎年恒例、火災報知器の点検日だったのです。

 

朝、私はパパを職場に送る準備でバタバタしていました。報知器点検があったことは覚えていたのですが、なんとなくお昼頃に来るだろうと考えていたのです。それが思っていたよりも早い時間にインターホンが鳴り、しかもちょうどお風呂から出たタイミングだったので、私はとってもわたわたしてしまいました。

私たちの住んでいるマンションは、一階にオートロックがついていて、通常の来客であればまずそこのインターホンが鳴ります。ドアのインターホンが鳴るのはオートロックのインターホンが鳴った後か、パパが帰ってきたときか、火災報知器の点検のときだけ。パパがおうちにいるのにいきなりドアのインターホンが鳴ったため、いつもと違う様子を察知したむーたんは火がついたように怒りました。

「すみません、もし可能なら時間をずらして頂きたいのですが…。」

お昼前の時間に改めて頂けることになったので、急いで準備の続きをします。

 

 

 

インターホン越しに私がしゃべっている間もインターホンを切ってからも、むーたんはずっと怒っていました。ソファーで私がお化粧をしている間も、むーたんのプリプリはおさまりません。何かふぎゃふぎゃ言いながら、私の隣を行ったり来たりしています。よしよししても話しかけても、鼻息は荒いまま。これはまた自由にしておいたらよくないことになりそうです。

 

 

 

 

私とパパが家を出る頃には、むーたんもすっかり落ち着きを取り戻し、ごはんをおねだりするためにあっちへ行ったりこっちへ行ったりしていました。むーたんにお留守番のための心づけ(ごはん)を与えて家を出ます。

お盆のせいか道は空いていて、思ったよりも早くパパを職場に送り届けることができました。

 

 

いつもより短いお留守番時間だったので、てっきりむーたんは私が帰ってもベッドでゴロゴロしていると思ったのですが、ドアを開けるとちゃんとドアの前で待っていてくれました。しかも私の帰宅を飛び上がって喜びます。以前『お留守番中に起きた異変』で書きましたが、またお留守番中にインターホンが鳴ったのかもしれません。

 

 

 

おうちに帰ってしばらくすると、再び報知器点検の業者さんがやってきました。報知器はむーたんお気に入りのベッドルームにもついているので、今回はそこに閉じ込めておくわけにもいきません。先日、動物行動治療の先生にアドバイスしてもらった通り、抱っこのまま業者さんをお出迎えしました。

 

 

インターホンが鳴った時はふんかふんか鼻息を荒げていたむーたんでしたが、「おいで」と声をかけてしゃがんであげると、急いでお膝の上に飛び乗ってきました。一度腕の中で落ち着くと、大人しいこと大人しいこと。

長い棒を持った男性が入ってきたときも、長い棒を報知器にあてて大きな警報音が部屋の中に鳴り響いたときも、むーたんはうんともすんとも言いませんでした。そして先生に言われた通り、大好きなごはんを鼻先に差し出してみると、まるで警報音など聞こえていないかのようにムシャムシャ食べました。

 

 

報知器点検の業者さんが帰ってからお部屋に放してみましたが、鼻息を荒げることもなく、おめめをキラキラさせて私のあとをついてきます。

・・・ごはんはもうおしまいだよ(笑)

こうして今回の報知器点検は何事もなく、無事完了したのでした🐾