夏の試練2020

最近なかなかお散歩時間が取れず、ストレスが溜まっていたむーたん。「夜のお散歩を長めに行ってあげればいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そう簡単に解決できる問題ではありませんでした。そこで今回は、「むーたんのフニフニ問題2020」を題材に取り上げたいと思います。

お外に行けなくても問題なし!だったのに…

お散歩はあんまりだったむーたん

むーたんは小さい頃本当にビビリで、お外に出ることがあまり好きではありませんでした。「お散歩いく?」というと逃げるし、せっかくお外に出ても全然歩けないまま終わることもしばしば。でもせっかく生まれてきたんだから、楽しい人生を謳歌してほしいと考えた私は、お散歩の楽しみを知ってもらうために長年にわたって地道な練習を重ねてきました。(※『慣れるための努力』参照)

努力の甲斐あって、むーたんは4歳くらいになってようやくお散歩を好きになってくれましたが、今でも慣れない道やいつもと違うルートを進むときは、パパも一緒にいるときじゃないと歩けません。一人が先頭に立って誘導すれば、慣れない道でも元気よく歩くことができます。

慣れるための努力

いつものお散歩コース

「お散歩いく?」と声をかけると逃げることも多かったむーたんですが、最近は私がお散歩の準備をしていると自分で玄関までテクテク歩いていくようになりました。私はむーたんの嬉しそうな様子が見たくて、雨が降っても梅雨の時期でも、毎日1時間近くお散歩にいくようになりました。

ただ、むーたんのお散歩コースは決まっていて、お散歩コースから外れると絶対に歩いてくれません。お家を出て、近所のお寺の境内を縦横無尽に散策し、そこから駅の方をぐるっと回ってからお家に帰るのが、定番のお散歩コースです。普通に歩けば30分もかからない道のりですが、むーたんがあっちに行ったりこっちに行ったり、いろんなところで熱心にクンクンするので、むーたんの気が済むまで付き合っているとそのくらいかかるのです。

だけどどちらかというとお家遊びが好き

むーたんはお家の中で遊ぶのがなによりも好きです。一番の相棒はおんまる君ですが、思わぬ方向に飛んでいくたまごちゃんも大好き。毎日30分くらい全力で遊びます。しかも私が手を抜くと気に入らないらしく、遊ぶときは私も全力です。

 

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むーたんはちびっ子なので、お家の中でも十分体を動かすことができます。トイレもお家の中でできるし、1日くらいお散歩に行けなくても何ら問題はありません。たまーに気分が乗らなくて、お散歩に行きたがらない日もあるので、そんなときは充電日としてお家遊びだけで終わらせることもあります。

ストレスがたまるとこうなる

8月の半ばごろから東京は猛烈な暑さが続いて、今までのような長時間お散歩ができなくなってきました。でも、むーたんはお散歩よりもお家遊びが好きな子だったので、例年通り問題なく過ごせると思っていたのです。

夜のお散歩は短縮ルートで

日中お散歩することが難しくなったので、しばらくは日が沈んでからお散歩にいくようにしていました。暗くなってからお散歩に行くときは、お寺の境内には入りません。日中、境内では多くの子供たちが遊んでいて、至るところにおやつや食べかすが落ちています。明るいうちは私が目を光らせて、むーたんが拾い食いしようとしても阻止できるのですが、暗くなるとそれができないのです。

なにより、今の時期はセミ爆弾がゴロゴロ落ちているので、虫ギライな私は境内に入ることができません。(※『夏の天敵』参照)なので夜お散歩に行くときは、お寺の前まで行って中には入らず、駅までぐるっと回って戻るというショートカットコースを歩くことにしています。

夏の天敵

なぜかフニフニ言うように

普段は1時間以上歩いても、息切れひとつしないタフなむーたんですが、夏が本格的にやってきたときはすぐにヘロヘロするようになりました。日暮れ後にお散歩に出かけても気温が全然下がらず、家を出て5分くらいで舌を出して息をするようになりました。こうなると熱中症にならないか不安になります。セミがいようがいまいが、気候的にショートカットのお散歩が限界だったのです。

でもそんな日が続いていると、むーたんはだんだんぐずるようになってきました。大好きなお家遊びも嫌になってしまい、おんまる君を投げてもたまごちゃんを投げても取りに行かなくなりました。パパと二人がかりで遊んでも、あの手この手を使ってもフニフニして文句ばかり。

うーん、良し悪し・・・

今まではお散歩時間が短くても、お家の中でたっぷり遊ぶ時間があれば問題なかったのです。でも、お散歩が大好きになったむーたんは、お散歩に行けないとイヤイヤな子になってしまったのです。

まさかこんなことになるとは・・・。

想定外でした;;

いい打開策が見つからない

ボツ案① お散歩時間を伸ばしてみる

夜になってからお散歩では、「拾い食いのリスク」と「セミ爆弾」という2つの問題から、境内の中に入ることができません。たくさん歩くためにお散歩コースを変えようと思っても、むーたんはパパがいないと歩き慣れた道以外は歩けません。パパが一緒ならお散歩コースを変えることもできますが、そもそもパパはお散歩があまり好きではなく、暑いのも大嫌い。私がセミ爆弾の恐怖に耐えきれなくて、夏の夜は渋々お散歩についてきてくれましたが、コースを延長するなんてもってのほか。サッサと帰りたがります。三人それぞれの思惑がうまく噛み合わず、1回あたりのお散歩時間を伸ばすことはできませんでした。

ボツ案② お散歩回数を増やしてみる

お散歩時間が十分取れないなら、お散歩の回数を増やしてお散歩の総時間を増やそうと考えた私。確かに一度早起きして海に出かけたときはとても気持ちがよかったので(※『海はこわいな、大きいな』参照)、早朝にお散歩をしようと心に決めました。

しかしまぁ起きれないのなんのって…。いつも1〜2時くらいに寝ている私にとって、5時起きはなかなかにハードルが高かったです。いくら目覚ましをかけても全然気づかず爆睡。寝坊して7時くらいに出かけようとすると、もうすでにとんでもない暑さです。たまにがんばって起きれたときに限って、猛烈にお天気が悪い日だったり猛烈に暑い日だったりで、なかなかあさんぽにも行けませんでした。

結果こうなる

ストレスが溜まったむーたんは、遊ぶ気力もすっかりなくして、すぐにゴロゴロし始めます。そのくせ突然見えない何かと戦い始めたり、ものすごい勢いでソファーをほりほりしたり、頻繁におしり歩きをしたり、しきりに体を舐めるようになりました。そんなむーたんを見ていると心苦しくて、なんとかセミの恐怖を克服し、スパッと早起きしてあげたいと思いました。でもそんなすぐに順応できるはずもなく…。だって目覚まし聞こえないんだもん;;

もしかして病気かも?!なんて思って動物病院に連れて行ったりもしましたが、特に異常はなしとのこと。結局週末にお台場のニトリで山ほど歩いたらすっかりストレス解消できたようで、そこからぐずぐず言わなくなりました。

最後に

最近やっと朝方の暑さが和らいできたので、朝の7時と夜の7時にお散歩に行くようにしています。その結果、大好きなおんまる君で再び遊んでくれるようになりました。ストレス耐性なさすぎむーたんの過酷な夏は終わり、そろそろ秋の気配です。