犬それぞれの個性が可愛すぎる件

我が家で暮らす愛犬むーたんは、ヨークシャーテリアという犬種です。実家で暮らしているこうちゃんも、同じヨークシャーテリアなのですが、ふたりの性格はまるで別々。正反対すぎて面白かったので、ふたりの行動パターンを比較してみることにします。

同じ犬種とは思えないほど性格が違う

実家のこうちゃんは自由気まま

こうちゃんは本当に犬なのかどうか疑わしくなるほど、自由気ままな性格です。基本的には呼んでも来ません。目線すらくれません。気が向いた時だけ撫でてもらえればOKで、気が向かないときは絶対に触らせてくれません。無理して捕まえようとする父は、しょっちゅうこうちゃんに噛まれています。

自分の意思がしっかりしている分、たまに甘えられるとメロメロに…♡

私の中では頭のいい長女という感じです。

こうちゃんに関する記事は「#こうちゃん」でまとめているので、そちらも読んでみてください!

我が家のむーたんはくっつき虫

とにかく甘えんぼなむーたんはくっつくのが大好き。ちょっと離れると、まるで磁石でも入っているかのようにスーッとくっついてきます。体のどこかしらが触れていると安心するようで、お姉ちゃんのおひざの上で眠り、ソファーに座っているパパにぴっとりくっつきます。

撫でられるのが大好きで、よしよしされるとすぐに眠くなってしまうみたい♡

私の中ではのんびりした次女という感じです。

むーたんのプロフィールはこちらにまとめているので、そちらも読んでみてください!

ふたりの行動パターンの違い

お気に入りの場所

ふたりともお気に入りの場所があるのですが、それが全くの正反対なのです。こうちゃんは玄関の靴入れの下や、押入れの中、こたつの中、ソファーの後ろなど、狭くて暗くて閉じられた空間を好みます。

一方、むーたんはというと、もこもこして柔らかい場所が大好きで、定位置は開放的なダブルベッドのど真ん中。いつも一番もこもこしている場所を見つけ出すので、先日もこもこ村の村長さんの肩書きを付与しました。

飼い主がケンカした時

私とパパがケンカしたとき、むーたんは絶対に私の味方をしてくれます。(※『むーたんはお姉ちゃんの味方!』参照)

私たちが口論をしていると、むーたんはそれぞれの顔を見上げて不安そうにするのですが、私が本気で怒っているときは、ぴったり私からくっついて離れません。また、私が泣いたときは飛んできて、必死に顔をペロペロして慰めてくれるのです。

寄り添ってくれるむーたんと違い、こうちゃんはやっぱり自由奔放です。両親が言い合いをしている最中に押入れから靴下を引っ張り出し、ふたりの真ん中に飛び出てブンブン!気まずい空気を物ともせず、かまってアピールをします。

そして私が泣いたときは、こうちゃんも一応、涙を舐めてはくれるのですが、どうも慰めてくれているという様子ではないんですよね…。単純に涙がしょっぱくて、その塩分を求めているだけのような感じで、目をキラキラと輝かせながら「早く早く!」と涙が出てくるのを待機してたので、すっかり力が抜けました(^^;

ヤキモチを妬いたとき

私がテレビに夢中になっていると、ふたりともヤキモチを妬くことがあります。

気分屋のこうちゃんもヤキモチを妬くことはあって、私がテレビを見て楽しそうにしていると、どこからともなく現れ、私の前に仁王立ちになります。そんなときはテレビを切って、「こうちゃんが世界一可愛いよ〜♡」と言ってなでなでしてあげると、満足そうにため息をつき、そしてどこかへ行ってしまうのでした。

こうちゃんと比べると、甘えんぼむーたんは対応が大変です。テレビに映った動物などに、私が「可愛い〜♡」と黄色い声をあげると、むーたんは猛烈に落ち込んでしまいます。それまで私にくっついてソファーにいたはずなのに、ハッと顔を上げて、うるうるした瞳で私を見つめると、トボトボと離れていってしまい、一人ふて寝するのです。しまった、と思ってお迎えに行っても、しばらくしょんぼりして元気がなくなってしまうのでした。

虫が出たときの反応

私は虫が嫌いです。動物はかなり幅広く大好きなのですが、昆虫になると本当にダメ。ちょうちょも嫌いですし、蚊も潰せません。こうちゃんはそんな私同様、虫が大の苦手。実家でゴキブリが出ようものなら、ふたり一緒にパニック状態に陥り、私は大声で叫び、こうちゃんは狂ったように吠えて逃げ回ります。

一方のむーたんは、虫がへっちゃらな様子。「なんだこれ?」と、自ら寄っていくので、お散歩中は結構ヒヤヒヤする場面が多いです。我が家でゴキブリが出たことはないので、ゴキブリに対する耐性があるかどうかはわかりませんが、こうちゃんのようにパニックになることはない気がします。

体調が悪いとき

大事なふたりが苦しそうにしていると胸が痛みますが、怪我をしたり、体調が悪い時もふたりの反応は正反対です。

むーたんは気持ち悪くなったり、どこか痛いときには、ヨロヨロしながら私の方にやってきます。必死におひざの上によじ登って、体を縮めてじーっとしているので、やさしく体を撫でてあげながら、話しかけてあげるようにしています。小さな体で一生懸命苦しいことを伝えようとする姿を見ていると、胸が締め付けられるような思いがします。

こうちゃんは具合が悪くなると、家具の陰に隠れてじっとしています。心臓が弱いので、たまに発作が起きるのです。しかし、ひなたぼっこ中に発作が起きても、触ろうとすると嫌がって暴れるので、撫でてあげることができないそうです。苦しそうにしているこうちゃんをただ見守ることしかできないのはとてもツライと、母が言っていました。

共通点もあります♪

ひなたぼっこが大好き

ふたりともひなたぼっこが大好きです。むーたんはいつものダブルベッドの上でゴーロゴーロしてお日さまを満喫します。こうちゃんはレースカーテンの中に入って、大好きなお庭を眺めながらお日さまを満喫します。

そんなふたりにくっついて一緒にひなたぼっこをするとき、私はとても幸せなのです。

鳩には強気

こうちゃんもむーたんも他の犬があまり得意ではありません。むーたんはだいぶ苦手意識を克服できたのですが、こうちゃんは本当にダメ。鏡に映る自分の可愛い姿すら苦手です。

しかし、ふたりとも鳩にはなぜか超強気。鳩を見つけると猛ダッシュして蹴散らします。こういうのを弱いものいじめっていうんじゃないのかな・・・(笑)

食欲がすごい!

むーたんは体が小さいのに、こうちゃんはだいぶ高齢なのに、ふたりとも食欲はすごいんです!どんなに嫌なことがあっても、食べ物を前にするとケロリと立ち直ります。トリマーさんやペットホテルの方たちも、苦笑いするほどの驚異の食欲・・・。私も食べるの大好きだから、気持ちはわかるんですけどね^^

かけがえのない存在

犬には個性があり、それぞれ全く異なる魅力を持っています。その魅力は、一緒に暮らしている家族が誰よりも理解できるはず。だから私の父は「むーたんよりこうちゃんの方が可愛い」と言いますし、むーたんパパも「むーたんが誰よりも可愛い」と言います。それでいいと思います。

自分と一緒に暮らす愛犬が、世界で一番可愛いのは当然のこと。私にとっては、こうちゃんもむーたんも家族なので、ふたりを比較することはできません。どちらもかけがえのない存在で、宇宙一可愛いのです。