すっかり在宅ワークが定着してしまったむーたんパパ。
お家でもバリバリ仕事してます。朝からオンライン会議、オンライン面接、オンライン打ち合わせ、オンライン登壇などなど。1日の大半をオンラインして過ごしてます。
お仕事をがんばってくれるのはいいことなのですが、我が家はワンルームなんですよね。間取りは1LDKですが、仕切りを取っ払ってワンルームのようにして使っているので、その中心でバリバリ仕事をされると正直とても気を使います。
打ち合わせの間は静かにしていないといけないし。
仕事中、隣で話されると気が散るし。
ごはんの時間も基本パパに合わせる形になるし。
何よりむーたんの生活を上手にコントロールしなければなりません。
むーたんのコントロールに失敗すると、パパが大事な打ち合わせをしている最中に遊びたいモードに突入してしまうことも…。
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ほらね(^^;
今までむーたんは自由気ままに暮らしていました。
遊びたいときに遊び、お腹が減ったらおやつを食べて、好きなときに寝てました。パパが在宅になったからって「お仕事中は静かにしなさい!」と言ったところで静かにしてくれるわけがありません。
地味に気を使う生活が続いて、言い争いになることも増えてきました。
ただ、在宅ワークになってよかったこともあります。
パパはもともと会食や飲みが多い人なので、平日一緒にごはんを食べられる日はほとんどありませんでした。でも、在宅になってお昼ごはんを一緒に食べられるようになったので、二人で食事できる回数は大幅に増えました。いつもおうちで一人ごはんをしていた私にとっては、喜ばしいことなのです。
先日も、パパのお昼休憩の時間に合わせて、一緒に近所のお蕎麦屋さんへ行くことになりました。
むーたんは日中はねむねむさんなので、私たちがランチに出ている間はひとりのんびりお留守番していてくれます。
寒くないように湯たんぽを設置してあげると、早速湯たんぽの上で丸まって寝てました。
じゃ、行ってくるからね。いい子しててね〜。
その日は寒かったので、私は鴨南蛮を頼みました。お店に入ったときは寒くて寒くて仕方なかったのですが、お蕎麦をすすっているうちにだんだんポカポカしてきて、お店を出る頃にはすっかり温まりました。
私はランチついでにクリーニング屋さんに寄りたかったので、お店を出たところでパパとお別れ。パパはまたすぐに打ち合わせがあるので、家の鍵を持って一足先にお家に帰って行きました。
我が家のマンションはエントランスがオートロックなので、鍵がないと中に入れません。私はクリーニング屋に寄った後、食料品の買い出しに行って大量の荷物を抱えていたので、マンションの下に着いたときには両手がふさがっていました。さっき別れ際に、「インターホン鳴らしたら開けてくれる?」とパパに聞いたら「いいよ。」と言っていましたが、インターホンを鳴らすのも大変なくらい膨大な荷物です。
すると、運よく宅配業者の方がやってきて、私より先にマンションの中へ入っていきました。
やった!!
私もエントランスが閉まる前に、足早にマンションの中へ入ります。
インターホンを鳴らすとむーたんが大騒ぎして、パパの打ち合わせの邪魔になってしまいます。宅配業者の方のおかげですぐにエントランスに入れたし、パパの仕事の邪魔にもなりません。ラッキーでした✨
部屋の前まで戻ると、私は両手に持っていた荷物を全て右手に持ち替え、サッとドアを開けようとしました。
ガッチャン。
扉が開きません。まさかの鍵がかかっています。
普段鍵はかけているのですが、今回は私が鍵を持っていないこと、私がすぐに帰ってくることをパパも知っていたので、まさか鍵がかかっているとは思わなかったのです。
「なんで鍵かけてるの〜。すぐ帰るって言ったのに〜。。」
そう思いながら急いでインターホンを鳴らしました。大量の荷物で右手がプルプルします。
扉の奥からむーたんがぎゃおうぎゃおう吠えているのが聞こえてきました。
なかなか開きません。
ちょっと、早く、、早くドアを開けて〜。手がちぎれる〜〜〜。
イライラしながら待っていると、ガチャガチャッと鍵を回す音が聞こえてきました。
私はなるべくイライラを表に出さないよう、「ただいま〜!」と元気よく挨拶しました。
すると・・・
「うるせーな、鳴らすなって言っただろ!」
と、いきなり怒られました。
・・・はぁ?(# ゚Д゚)
思わずキレ返しそうになったのですが、パパの後ろからむーたんが短いしっぽをブンブンしながら走ってきます。
ついキレそびれてしまいました。
「ただいま〜♡」
「むーたん、いい子にしてたー?ただいまよー♡♡♡」
大喜びで私の周りを飛び回るむーたんにデレデレ挨拶をしていたら、むすっとした様子でパパが話しかけてきます。
「LINE送ったの、見てないの?」
_人人人人人人人人人人人人人人_
> 見るわけないわ! <
> 両手塞がってるんだぞ!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^^Y^Y^Y^ ̄
そう思いましたが、今にも打ち合わせが始まりそうな様子です。口を開くと止まらなそうだったので、一旦無視することにしました。
「ただいま、むーたん♡すぐ帰ってくるって言ったでしょ〜♡そんなに寂しくなかったはずだよ〜♡♡♡」
むーたんとじゃれあっているうちに、パパの打ち合わせが始まりました。
くそ〜〜〜。
すごいムシャクシャします。
お蕎麦屋の前で別れるとき、インターホン鳴らしていいか聞いたら、パパは確かに「いいよ」って言っていたのです。それでも鳴らしたら仕事の邪魔になるだろうなって思ったから、運よく滑りこめたことに喜んでいたのに、そんな自分がバカみたいです。
だいたいパパが鍵を閉めてなければ、インターホンを鳴らす必要なんてなかったわけだし。自分が悪いんじゃんかヽ(`Д´)ノ
もうすごい気分が悪いです。
だから在宅ワークは嫌なんだよ。
もう会社行けばいいのに!!
そう思いながらイライラしてLINEを開くと、パパからこんな文章が届いていました。
むーたんがぬくぬく寝てるから、着いたら電話鳴らして。
・・・。
あー、なるほど。
これね。
夜、パパがお家に帰ってくるとき、むーたんはいつも大騒ぎして迎えにきてくれます。
でも、日中のむーたんは完全にだらけきっていて、お迎えしてくれないこともしばしば。私たちがお家に帰っても、ひとりベッドでころんころんしてます。
その様子はとても可愛くて、もう本当に可愛くて…。
コロコロしているむーたんをずーっと見つめていたくなるんですよね。
特に日中帰宅する機会が少ないパパは、そんなむーたんを見慣れていない分余計にキュンキュンしたのでしょう。
なんだかそんな二人の様子を想像していたらこっちまでのほほんした気分になってきて、体の中のイライラがスーッと消えていきました。確かにころんころんむーたんは可愛いからなぁ。
(イメージ図)
ひとしきり私におかえりの挨拶をしたあと、むーたんはまた湯たんぽにくっついてウトウトし始めました。
う〜ん、確かに可愛い♡♡♡
やがて打ち合わせが終わり、パパの方から話しかけてきました。
私ももう怒っていないので、普通に返事をしました。「さっきはごめんね。」と言われたので、それで完全に許してあげることにしました。そこからは、いかにむーたんが可愛かったか、私がいない間、むーたんがどんなふうに過ごしていたか、という話で盛り上がり、我が家に再び平和が戻ってきたのでした。