パパ、三泊四日の旅へ

今週は月曜日からパパが三泊四日の出張に出かけていませんでした。私はその間、むーたんと二人でのんびりまったり幸せな時間を満喫しようと思っていたのですが、今までずーっと在宅勤務でお家にいたパパがいきなりいなくなったせいか、むーたんは怒り心頭。特に火曜日は一日中プリプリぷり子ちゃんでした。今回はそんなむーたんとのお留守番生活をレポートします。

激おこむーむー丸

さみしんぼパパ

月曜日の朝、パパは出張へと旅立っていきました。家を出る前、むーたんよりもパパの方が寂しそうだったので、私はむーたんを抱っこして下までお見送りしてあげることに。

「じゃあ行ってくるね…」と少ししょんぼりして玄関のドアを開けたパパは、むーたんも一緒に下まで来ることがわかると「はっ！むーたんも来てくれるの？✨」なんて喜んでいました。パパがタクシーに乗り込んだあと、むーたんはお散歩道に一目散。パパがいないことは全く気にもかけず、楽しそうに草むらを探検していました。

夜になってもパパが帰ってこない

お家に帰ったあと、私たちは二人で楽しく過ごしました。おんまる君で遊んで、ふたりでコロコロして、おやつを一緒に食べて、ごはんも一緒に食べて、そうして夜になりました。その日一日楽しく過ごしていたむーたんですが、深夜近くになった頃、パパがまるで帰ってくる気配がないことに気づいたようです。

たくさん遊んで、たくさんお散歩に行ったから眠いはず。それなのにむーたんは寝ようとしません。横になってもふにゃふにゃぐずってばかり。パパがテレビ電話をしてくれても、むーたんにはわかりません。気が立ったようにイライラと歩き回り、激おこむーむー丸になってしまいました。

最悪の火曜日

1日中プリプリのむーたん

次の日、朝起きてもパパがいないので、むーたんはさらにご機嫌斜めになりました。添い寝ともだちだったベンジーに何度も体当たりし、私がパソコンに向かうとふぎゃふぎゃ怒ります。仕方ないので仕事を諦めて遊んであげても、遊ぶのをやめるとまたキューキュー鳴きだします。

普段ベッドでひなたぼっこを楽しむ時間も、家の中をイライラと歩き回ります。大好きな抱っこもイヤ、なでなでされるのもイヤで、何をしてもむーたんのイライラはおさまりません。気分転換にお散歩に連れ出してみても、歩みはカメのようにのろのろ。お家に帰って足を洗うと、またキューキューが始まります。

だんだんイライラしてきた私

私が家事をしている間、むーたんはおとなしく一人で寝ています。しかし、私が「あー、疲れた。」とソファに座ったり、仕事を始めようと椅子に座ったりすると、てけてけやってきてムームーぎゃおぎゃお始まります。てっきりパパがいない間は、私を独り占めできて喜んでくれると思っていたのに、朝からずーっと怒られっぱなしで私もだんだんイライラしてきました。

ごはんもゆっくり食べられず、仕事もろくにできず、むーたんのご機嫌を取り続けて1日が終わろうとしているのにむーたんは怒ってばっかり。しかもこの日はパパも飲みが長引いて電話ができず、気分転換できなかった私のイライラはついに爆発してしまいました。

「もーっ！うるさいうるさいうるさーいっ！朝から怒ってばっかり！お姉ちゃんに怒らないでよ！！どうして欲しいの！！！」

そして反省する

私が怒ったからと言って引き下がる激おこむーむー丸ではありません。私が声を荒げた結果、むーたんのぎゃおぎゃおは一層ひどくなりました。

「もー、、うるさいなぁ。。」

すっかり夜は更けていましたが、もう一度気分転換にお外に連れ出してみることにしました。いつもは1日1回のお散歩（暑い日は短いお散歩を2回）ですが、この日お外に出るのはもう３回目です。むーたんも疲れているはずなので、ろくに歩けないだろうと思ったのですが、それでも落ち着いてくれることを願って連れ出しました。

お外に出ると空気がひんやりして、気持ちのいい夜散歩になりました。案の定むーたんはほとんど歩かないので抱っこして進みます。腕の中のぬくもりを感じながら歩いていた私は、実は朝から一回もむーたんが甘えてくれていないこと、くっついてくれていないことに気付きました。むーたんが怒っていることに腹が立っているのではなく、むーたんが甘えてくれないことが寂しかったのだとわかりました。むーたんのすんすんっというかわいい鼻息に耳を傾けていると、イライラした気持ちがすーっと落ち着いてきました。

落ち着いてからは反省会の時間です。

水曜日から落ち着いてきた！

心がけたこと

私がイライラしていたらむーたんもいつまでたっても落ち着けないでしょう。そのため、「パパがいないうちにたくさん仕事しよっと！」という考えは捨て、「もうお留守番中は仕事するのやめよう。」と決意しました。やりたいことがあるのにできないと私はすぐにイライラしてしまうので、いっそ何もしないことにしました。2日くらい仕事しなくたって、なんとでもなります。

それからむーたんに呼びかける時は、できるだけ優しい声で呼びかけるようにしました。むーたんが怒っていても、「んー？どうしたのー？かわいいねー♡」と返すように心がけました。うんざりしたような返事は、絶対にしないようにしました。

少しずつ慣れてきたむーたん

火曜日よりも確実に落ち着いてきたむーたん。ひなたぼっこをしたり、ひとりでコロコロしたり、私にくっついてくる時間も増えました。それでもいつもよりは少しソワソワしていたので、「あそびたい！」と言われたらすぐに遊んであげ、ふぎゃふぎゃが始まったらすぐお外に行くようにしました。

幸い、雨が降ったり止んだりしていたので、日中も雨が止んだタイミングでお出かけして、むーたんが大好きなお寺の境内をゆっくりお散歩することができました。

深夜のアクシデント

夜中、ふたりでソファーでゴロゴロしていたら、むーたんが再びキューキュー言い始めました。でもなんだか眠たそうです。抱っこでお外に出ればすぐに寝てくれそうだったので、私はむーたんを肩に乗っけて駅前まで歩いていきました。23時を過ぎていたので、駅前も人影はまばらです。そこから折り返してお家に向かって進んでいると・・・。

ぽつっ。

額に水滴が当たったような感じがしました。

ぽつっ。

今度は右腕に水滴があたり、「あ、雨だ。」と気付きました。でももうお家はすぐそこです。ギリギリ濡れずにすんでよかった、なんて思っていたのも束の間。いきなり滝のような雨が降り始めました。

「わー！！なんだこれー！！！」

前を直視することができないくらい激しい雨の中、家に向かって走ります。でもむーたんを抱えているので上手く走れません。必死にマンションのエントランスに飛び込みました。雨が降り始めて家に入るまで30秒くらいだったと思いますが、その一瞬で全身びしょ濡れ。髪からも水滴がポタポタ落ちてきます。

「むーたん、大丈夫ー？！」

腕の中を覗き込むとむーたんもお顔がびしゃびしゃです。ひょろひょろの鶏ガラむーたんになっていました。

プッ。

「あはははー！むーたん、びしょ濡れになっちゃったねー！！お姉ちゃんもずぶ濡れだよ〜。帰ってドライヤーしよう。」

予期せぬ雨に打たれたのに、なんだか楽しかったです。帰ってドライヤーをかけていると、温風が気持ちよかったのでしょう。もともとねむねむだったむーたんは、そのままウトウトし始めました。むーたんはかわいいし、アクシデントも楽しいし、最高の1日をむーたんと一緒に過ごすことができました。

さみしんぼパパ再び

夜中、パパがテレビ電話をしてくれましたが、むーたんは私にくっついたままクークー寝ています。パパが必死にむーたんの名前を呼んでも、「パパだよー！まんまあげるよー！」と連呼しても、変わらず私にくっついて目を覚ましません。「むーたん、なんだよー！パパがいなくても平気になっちゃったのかー？まんまあげないぞー！！」

全く、昨日私とむーたんがしんどかったとき、夜遅くまで飲んでいて連絡をくれなかったくせに図々しい（笑）。結局むーたんはパパに挨拶することもなく、すーぴーすーぴー幸せそうに寝てました。そしてパパはやっぱり寂しそうでした。

幸せな木曜日

朝からご機嫌むーたん

むーたんはすっかりお留守番生活に慣れたようでした。この日はいつも通りの、優しくて可愛くて穏やかなむーたんに戻っていました。朝もふたりでベッドでコロコロ。これだよ、これこれ♡当初私が考えていた幸せなお留守番タイムがやっとやってきました♡

パパの帰宅

日が暮れる頃、むーたんとお散歩へ出かけました。ゆったり楽しんでからお家に戻ると・・・なんとマンションのエントランスでパパにばったり遭遇！パパの姿に気づいたむーたんは大喜びです。パパの足元を行ったり来たりして、喜びの感情を爆発させていました。

しかしお家に入るとパパには目もくれずキッチンへ。パパがソファーにいてもごはん皿の前から微動だにしないむーたんなのでした笑。

それからしばらく、全然パパのところに行かず、「あれ？たいして寂しくなかったのかな？(^^;」なんて思ったりもしましたが、ごはんの後3人でソファーに座ってテレビを見ているとき、むーたんは私におちりを全力で押し付けつつ、じーっとパパのことを見つめていました。やっぱり視線の先にパパがいると、安心するのでしょうね。その日は夜お外に出かけなくても、そのままいい子で寝てくれました。

最後に

パパが帰ってきて、いつも通りの平穏な日常が戻ってきました。これで私もやっと仕事を再開できます。今まで放置してしまった分を巻き返さなくっちゃ！！でも仕事に取りかかる前に、可愛いむーたんの様子を残しておきたくてブログにまとめておきました✨