素直すぎる瞳

むーたんの好きなところを挙げたらキリがないのですが、「感情に素直なところ」も好きなところの一つです。

眠くなったら我先にベッドに行くし。

仲間外れにされたらすごい怒るし。

私がむーたん以外の誰かに黄色い声をあげたら床にめり込むほどに凹むし。

打算や計算とは無縁な、純粋なむーたんは見ているだけで癒されます。

やきもちを妬かれるのも可愛くて可愛くてとても愛おしいのです。

 

 

 

 

 

 

 

そんな素直な性格だから、むーたんが言いたいこともだいたい目を見ればわかります。

 

遊んで欲しいのか

 

怖がっているのか

 

おなかが減っているのか

 

甘えたいのか

 

むーたんが何を考えているのか、言葉を話さなくてもお姉ちゃんはお見通しです。

 

 

 

 

 

しかし、この素直さのせいでたまにヒヤリとさせられることがあります。

 

 

 

先日、むーたんとお散歩をしていたときのこと。

駅まで続く道には愛犬とお散歩中の人がチラホラいたものの、人通りはあまり多くなく、私たちは静かな夜のお散歩を楽しんでいました。

むーたんが道端の電柱の匂いを念入りにチェックしていたとき、前方から男の人が大声で歌を歌いながら歩いてきたのです。

かなり酔っ払っているらしく、歌っているのか喚いているのかよくわからないほどでした。しかも手をバタバタさせながらヨロヨロと歩いていたので、私はトラブルにならないようにそっと端に寄って道を譲りました。

 

 

 

あ。むーたん怖がってないかな?

ふとそう思って足元を見ると、むーたんは耳をぴーんと立て、まん丸なおめめをさらに大きく見開いて、その男性のことをじーっと見つめているではありませんか。

えーっと、、むーたん?

気持ちはわかるんだけど・・・

あまり露骨に態度に出すのはやめようか。

 

 

 

 

さらに男性が近づいてくると、むーたんは私の方に向き直り、おめめをぱちぱちさせて真剣に訴えてきたのです。

やーめーろーーー(゚□゚;)

 

 

 

 

しかし男性はこちらに目もくれず、ワーワー歌いながら夜の闇へ消えて行きました。

ふー、焦った(^^;

むーたんの言いたいことが伝わる分、無駄に焦った瞬間でした笑。