パパはむーたんが大好き!

Instagramなどでたまに登場するむーたんパパは、私に負けず劣らずむーたんが大好き。パパは嫌がるかもしれませんが、今回はそんなむーたんパパの親バカっぷりをご紹介したいと思います。

むーたんと運命的な出会いを果たしたパパ

私はヨーキーは嫌だった

パパと一緒に犬を迎えることになった時、私は嬉しいと思う反面、少し複雑な気持ちでいました。「私がむーたんのママにならないわけ」でご紹介したように、実家にいるヨークシャーテリアのこうちゃんへの後ろめたさがあり、「もし犬を迎えるとしても、ヨークシャーテリアだけは絶対にない」と決めていたのです。

しかし、こうちゃんの可愛さを何度も何度もパパに説明しているうちに、私はパパを大のヨークシャーテリア好きにさせてしまいました。そのためパパは犬を迎える時、「迎えるなら絶対にヨークシャーテリアがいい」と考えるようになっていたのです。

むーたんとの運命の出会い

六本木のペットショップをウロウロしている時に、むーたんと運命的な出会いを果たしたのはパパでした。それまで何度も店員さんの「抱っこしてみますか?」を断り続けたパパが、初めて抱っこすると言ったのがむーたんです。むーたんと出会った後もいくつか他のお店を回ってみたのですが、結局最後はむーたんのいたお店に戻ることになりました。きっとパパが抱っこすると言ったあのとき、すでにふたりは運命の出会いを果たしていたのですね。

むーたんはパパの犬

むーたんのところに戻って、やっぱり迎えるならこの子がいいと、パパは心に決めたようでした。しかし閉店時間が迫ってきていたこと、一度冷静に考えなくてはいけないという思いがあったことから、一旦むーたんとはお別れして、私たちは近くのカフェで話し合いをすることにしました。

その頃の私たちはまだ付き合ってから1年くらいしか経っておらず、結婚の予定なんて全くありませんでした。むーたんをお迎えした後に、私たちが別れる可能性も当然あります。将来のことは全くわからない上に、2人とも働いているため、子犬に長い時間お留守番してもらわなければなりません。そういった事情を踏まえた上で、本当に子犬を迎えても大丈夫なのか、私たちは真剣に考えました。

こうちゃんへの気持ちが強い分、どうしてもヨークシャーテリアを迎えることに抵抗があった私は、むーたんはパパの犬とすることで気持ちに折り合いをつけました。もちろん、子犬育ては協力するつもりでしたが、子犬にかかる費用は全てパパが持つこと、もし私たちが別れるようなことになった場合はパパが責任を持って育てること、という結論で着地しました。

むーたんを迎え入れると決めた時

むーたんに出会ったのは日曜日だったので、翌日の月曜日はもちろん仕事の予定でした。しかしパパは一刻も早くむーたんを迎えに行きたいようで、月曜日の午前中の予定を調整し、朝一でペットショップへ行くと言い出したのです。私は普通に仕事があったので、パパの勢いに気押されながらも「あ、うん。わかった。いってらっしゃい。」と言いました。

すると、パパは何やらおかしなことを言い出しました。

何言ってるんだ!俺みたいなおじさんが1人でペットショップに行ったらおかしいだろう!お前が子犬を欲しがっていて、俺は仕方なく買ってやるってことにするんだ。だからお前も午前休取れ!!

言ってる意味はよくわからなかったし、わからないを通り越してちょっと面白かったのですが、とにかくパパが必死だったので、ペットショップの開店時間に合わせて、少しだけ仕事を抜けてついて行ってあげることにしました。

むーたんがやってくるまでの1週間

むーたんをくださいとお店側に伝えてから、実際にむーたんがお家にやってくるまで、1週間ほど時間がかかりました。お店の人から、「子犬の健康に問題がないかチェックをしたいので、週末にお迎えに来てください。」と言われたので、私たちは色々な準備をしながら待つことにしたのです。

普段家事を全くしないパパが…

日本でも「男性も家事をするのは当然」という考えがかなり浸透してきていますよね。むーたんパパも最近は少しずつお手伝いをしてくれるようになりましたが、この頃は一切家事をしませんでした。ごはんができていても、私が他のことでバタバタしていても、食卓にお箸を並べてもらうまで席に座って携帯をいじっているような人で、家事の役割分担が原因で、私たちはよくケンカをしたものです。

ペットショップに「むーたんをください」と伝えに行った次の日、仕事を終えて家に帰ると、パパの方が先にお家にいました。いつも仕事で帰りの遅いパパが、私より早く帰ってきているだけでも珍しいのに、なんと部屋中を掃除しているではありませんか。しかも家具の配置を変えて、むーたん用のスペースまで作っていました。

これでむーちゃん(当時はむーちゃんと呼んでいました。)がいつ来ても大丈夫だ!電気コードとかかじったら危ないから、できるだけ隠しといたんだよ。ここにケージを置くといいから、ケージとか必要な物は一緒に買いに行こうね!

あのパパが自ら掃除をしている…。

しかもすごいピカピカ…。

てか帰ってくるのはや…。

突っ込むポイントは満載だったのですが、ものすごく嬉しそうに準備を進めるパパを見て、驚きと微笑ましさと面白さが入り混じった私は、結局突っ込めずじまいでした。

ケージは自分で買えたらしい

さらにその翌日も、パパは私より先に家にいました。しかも、昨日パパが作ってくれたスペースには、ケージや犬用ベッド、クレートなどが全てキレイに配置されているのです。昨日「一緒に買いに行こう」と言っていたので、てっきりお迎えの時と同じように1人で買いに行くのは嫌なのかと思っていたのですが、どうもグッズ系は1人で買えたらしいです。

今日ペットショップに行って買ってきたんだ!むーちゃんは隅っこの方にいたよ。家族が決まりましたって貼り出しがされてたから、他の人に抱っこされたりすることなく、ゆっくり過ごせてるみたい。

って、ペットショップ1人で行けるんかーい!笑

きっとむーちゃんに一目会いたかったのでしょう。それからパパは完成したむーたんスペースを満足そうに眺め、空のケージに向かって微笑みながら「むーちゃん、むーちゃん。」と呼びかけていました。パパの心の中には、できあがったむーたんスペースでくつろぐむーたんの姿が見えていたのかもしれません(笑)

今、本人にそれを言うと、そんなことは断じてしていないと言い張るのですが、もう私はあの時、本当に笑いをこらえるのが必死だったんです。

今でもむーたんにメロメロ♡

犬と暮らしたことのない友人やドライな性格の妹からは、たまに呆れられるくらい、私はむーたんのことを大切に思っています。しかし、そんな私の愛を上回る勢いで、パパはむーたんのことが大好き!本人は親バカ説を全力で否定しているところが少し面白いですが、これからもきっと変わらぬ愛をむーたんに注いでくれることでしょう。