八重山諸島を巡るツアーの良かった点と注意点

石垣島とその周辺の島々(西表島、小浜島、竹富島、由布島、鳩間島、新城島、黒島、波照間島、与那国島)のことを八重山諸島と言います。それぞれの島で独自の文化・特徴を持っているこの全ての島に降り立ってみたいと思っているのですが、今のところむーたんパパと一緒に行ったことがあるのは石垣島と小浜島のみ。そこで今回は西表島と由布島、そして竹富島を回ってみることにしました!

八重山諸島の島々をめぐるツアー

石垣島から日帰りで行ける島は?

(出典元:石垣空港

八重山諸島の島々は、それぞれ異なる特徴を持っています。降り立った島によって雰囲気がガラリと変わるのも、離島巡りの楽しいところ。石垣島から日帰りで行けるのは西表島、小浜島、竹富島、由布島、鳩間島、黒島、新城島ですかね!ツアーによっては複数の離島をまわれるツアーもあるので、行きたい島に目星をつけてからツアーを探してみるといいでしょう。

与那国島は船で4時間・飛行機で30分ほどかかるので、日帰りでサクッと訪れるのは難しそうです。波照間島は船で約60〜70分と近いのですが、他の島と違って外洋を進む必要があり、ちょっとした強風でもすぐにフェリーが欠航になってしまうので、準備なしで行くのはかなり勇気がいります。

今回私たちが選んだ離島ツアーは…

私が沖縄の虜になったのは高校生の時の家族旅行がきっかけでした。初めて訪れた竹富島の美しいビーチ、牛車に揺られるゆったりした時間、かわいいシーサーたちに魅せられて、いつか再び行きたいと思っていました。そしてもう一つ気になっていたのがイリオモテヤマネコで有名な西表島。ジャングルにある川を探検するなんてワクワクします!そこで今回は西表島・由布島・竹富島の3つの島をまわることにしました。

今回私たちが行ったのはこちらのツアー!写真はツアー会社のマスコットキャラクターです。

小浜島に立ち寄る4島めぐりツアーとどちらにすべきか悩んだのですが、前回小浜島にのんびり滞在したので、今回は3島めぐりツアーにしました。ツアー自体はとても楽しかったのですが、唯一どうしようもない欠点が一つ。昼食で出てきたお弁当が恐ろしくまずかったです。子どもからお年寄りまでみーんな残してました。こればかりは仕方がないですね。。

離島3島めぐりの全容

まずは西表島でジャングルクルーズ♪

ジャングルの中にそびえるサキシマスオウノキという大木を目的にして、西表島に流れる広大な「仲間川」をクルーズ船で進みます。川の両岸にはマングローブの群生が…。ツアーによってはカヌーで川をのぼったり、トレッキングもできるようで、本当はそちらの方がジャングルの自然を堪能することができると思うのですが、虫嫌いの私にはクルーズ船が限界でした。

結論、、、ビーチ好きな私たちとしてはいまいちそそられませんでした(笑)。広大な川の真ん中をクルーズ船で行くので、当然冒険感はなく、イリオモテヤマネコに会えるわけでもなく、残念ながら「立派な木を見た。」という感想しかありません。ジャングルというからにはたくさんの生き物がいる気がしたのですが、出会えたのは小さなカニさんだけ。

まぁ虫がいないところには生き物だっていないですよね!それによく考えてみたら、「ジャングル」という響きにワクワクしていたものの、私はそもそも山はあまり好きではないんですorz。

元も子もない…(^^;

島全体が植物園!美しき由布島

西表島から目と鼻の先にある由布島は、周囲2kmしかない小さな島です。島全体が亜熱帯の植物園になっていて、沖縄を代表するガジュマル・でいご・ブーゲンビリア・ハイビスカスの他にも、様々な植物に出会うことができます。この由布島、島自体も魅力的なのですが、何より私の心を掴んだのは島への移動方法でした。

西表島と由布島の間にあるのは美しい遠浅の海なので、由布島へはなんと牛車に乗って移動します!透き通った浅瀬の海が、真っ青な空を鏡のように映し、その上を可愛い水牛に引かれて渡ります。そして海を渡る間に水牛を操るおばあちゃんが演奏してくれる三線の音の美しいこと。まばゆい光景に沖縄特有の音楽が重なり、幻想的な世界に浸ることができました。

そして、おばあちゃんの話の中でとても感動したのは、働いている水牛たちの生きる一生が、都会で働く動物たちの一生と全く違うことでした。私たちの周りにいる使役動物は、だいたい目的を終えると殺処分されてしまうのが現状です。競馬場や乗馬クラブで働く馬、ミルクを作ってくれる乳牛は、働けなくなったらほとんどが殺されてしまいます。

しかし、由布島の水牛たちはそんな悲しい最期を迎えなくて済むそうです。年を取って働けなくなったら、西表島の広大な牧場に移り、そこでゆったりと余生を過ごすとのこと。広大な大自然の素晴らしさと、一緒に過ごす動物たちを大切にできる沖縄の温かさを、改めて素敵だなと感じた瞬間でした。

最後は竹富島へ!

いつか再び行きたいと思っていた竹富島は、当時と変わらず美しい島でした。台風の直後だったのでブーゲンビリアはほとんど散ってしまっていましたが、可愛いシーサーや赤レンガの街並み、白砂の道は美しいままでした。ここでも牛車に乗って街の中心部をぐるり一周。竹富生まれ・竹富育ちの若いお姉ちゃんが水牛を誘導しながら、竹富島のことを色々案内をしてくれました。最後に水牛くんと一緒に記念撮影。水牛くん、可愛いですね^^

その後はレンタルサイクルで憧れのコンドイビーチを目指します。コンドイビーチは沖縄の数ある綺麗なビーチの中でも特に人気の高いスポット。サンゴや熱帯魚はあまり見かけないものの、海底が美しい白砂で、どこまでもどこまでも遠浅なのです。炎天下の中1日中歩き回った私たちは、やっと海に入れる嬉しさに胸が踊ります。

そしてついにコンドイビーチにたどり着きました!!

暑さとでこぼこ道でヘロヘロになっていた私たちを出迎えてくれたのは・・・

 

 

 

なんとすっかり干上がってしまった海。というより砂浜。。

その日は干満の差が一際大きな大潮で、しかも私たちが着いた時間はちょうど干潮のタイミングでした。美しいはずの海はすっかり干上がり、どこまでも続く遠浅の海はどこまでも続く白い砂浜へと姿を変えていました。ははは…。

水着の準備万端のまま、私とむーたんパパはどこまでも続く白い砂の上を歩きます。「こんな白砂が底の海なら、きっとすごく綺麗なんだろうね。」なんて言いながら。干上がった砂の上をどこまでもどこまでも歩きました。。

 

沖縄では晴れていても泳げないことってあるんですね;;

遠浅のビーチではお天気の他に満潮・干潮の時間も気にした方が良さそうです。綺麗な水たまりで少しチャプチャプできましたが、美しい海に入りたい欲に火がついたところでツアーは終了になりました。残念。。

ちなみに、竹富島で水牛を操っていたお姉さんが面白い話をしてくれました。竹富島にはたくさんの飲食店がありますが、定休日などあってないようなものだそう。台風がくるから閉店、孫が遊びにくるから閉店、周りの店が閉店で自分のお店が混むのは嫌だから閉店。そんなこんなでフタを開けると月の半分は閉店している飲食店ばかりだそうです。いやー、これぞまさに島時間(笑)。

私たちも何か食べようとお店を回りましたが、全て閉まってましたw。時間的な問題もあると思いますが。もし竹富島で何か食べようと思っている方は、島内観光をする前に、開いているお店を聞いておいた方がいいかもです。

まとめ

今回のツアーではザッと各島の特徴を捉えることができました!最も心に残ったのは、水牛で海を渡ったことですかね。ツアーが終わった後に石垣の繁華街をぶらぶらするのも楽しかったですよ♪石垣の繁華街については「石垣島最大の繁華街を思いっきり楽しむ!」でまとめているので、よかったらそちらの記事も参考にしてください^^