my wedding report 3 〜夢のようなブーケ〜

ハワイでは10月から3月の間は雨季にあたります。日本の梅雨のように、1日中雨が降り続くことは稀でも、シャワーのような通り雨が降ることはよくあるそう。

私たちはガーデンウエディングだったので、お天気問題は特に深刻でした。ざっと降る通り雨くらいなら全然問題ありませんが、1日中雨が降り続いてしまったら…。お天気のことはハワイに渡る前からずーっと気になっていました。

 

 

 

 

そんなこんなで迎えた当日。

緊張していたせいか、疲れていたはずなのにあまり眠れず朝を迎えました。

薄暗い中でベッドを抜け出し、白い木造りのブラインドに手をかけます。

気になるお天気は…

 

 

 

 

 

 

 

見たこともないほど美しい青空でした!

見渡す限り、雲ひとつありません。

後からメイクさんに聞いた話によると、3月上旬まではお天気のよくない日が続いていて、毎日のように通り雨が降っていたそうです。こんなに綺麗に晴れるのは久しぶりなんですって。

 

 

通り雨くらいは覚悟してたのに…。

神様ありがとうー;;

 

 

 

 

寝不足も気になって洗面台へ移動してみましたが、肌トラブルもありませんでした。

お風呂に入り、髪を乾かします。

メイクさんたちがやって来る前に部屋をお片付け。

なんだかドキドキして、あっという間に準備が完了しました。

 

 

 

 

のんびりパパは準備に時間がかかっていたので、先に準備が完了した私は、一人で朝食を買いに行くことにしました。

(引用元:ハレクラニ

ホテルの部屋を出て廊下を歩いていると、向こうからベルボーイがサービスワゴンを押して歩いてきます。

‘Good morning.’

挨拶をしてくれたベルボーイに会釈をして、エレベーターに向かおうとした私は、ハッとして振り向きました。

ベルボーイが運んでいるワゴンには、2つのブーケが乗っています。

可愛いピンク色のブーケと、奥にもう一つ。

 

 

 

 

 

ベルボーイはピンク色のブーケを持って、私たちの部屋より2つ手前の部屋に入って行きました。きっと同じ日に挙式を予定しているカップルが泊まっているのでしょう。

ベルボーイがその部屋に入ると同時に、私は回れ右して自分の部屋へと引き返しました。

ちゃんと見たわけではないけど、あのブーケはきっと…

 

 

 

 

 

 

部屋に飛び込んでサッと片付けをし、ベルが鳴るのを待ちます。

何ヶ月も前から思い描いていたブルーと白のブーケ。

思った通りのブーケになってるのかな…。全然違うのだったらどうしよう。綺麗かな?きっと綺麗だよね。

不安と期待が入り混じり、胸がドキドキしました。

 

 

 

 

 

 

ベルが鳴ってドアを開くと、さっきのベルボーイが少し驚いた顔をして立っていました。

‘Hi! Oh, your flower? ‘

私がコクコク頷くと、彼はにっこり笑って、ブーケを運び入れてくれました。

‘Congratulations.’

ベルボーイにお礼を言って見送り、台の上に置かれたブーケとご対面です!!!

 

 

 

 

 

 

そこに置かれていたのは、ずっと頭の中で思い描いていた通りの、とってもキレイなブーケでした。

トラブル続きの打ち合わせだった上に、実物のブーケを見ることもできず、お花屋さんと直接やり取りすることもできず、ちゃんとこちらの要望が伝わっているのかずっとずっと不安だったのですが…。

そんな心配は全く必要ありませんでした。

私はあまりにも嬉しくて、キャーキャー騒ぎながら写真を撮ったり、部屋の中をぴょんぴょん跳ねたりしました。

 

 

 

ブルーと白という落ち着いた配色だからこそ、ゴージャスなドレスに負けないよう特大サイズで作ってもらいました。

体と比較するとこんな感じ。

大きい分、結構な重さがありましたが、この日はアドレナリンが出まくっていたせいか、全く重いと感じませんでした♡

 

 

 

 

 

悩みに悩んで決めたブーケ。

結婚式当日から、私たちが日本に戻る最終日まで、ずっとキレイに咲いていてくれました。

 

 

 

 

結婚式が終わってからもテレビ台に並べてみたり。

 

 

 

朝ごはんの時に飾ってみたり。

それはもう大活躍でした!

結婚式当日にかなり酷使したにも関わらず、最後までずーっとキレイに咲いてくれていたので、置いて帰るのが寂しかったくらいです。

大満足な私を見て、メイクさんが「思い出に、ブーケの花を使った押し花も作れるサービスもありますよ。」と教えてくれたのですが、それは申し込みませんでした。やっぱり押し花と生花だと、全然違いますもんね…。

 

 

 

 

でも、やっぱり押し花にしなくてよかったと思っています。

最高の状態でお別れしたからこそ、頭の中に思い浮かぶブーケは、最初に目にした時の美しさのまま。

これから先も私の記憶の中で、色褪せることなく、ずっとキレイに咲いていてくれるでしょう^^