今も昔も、むーたんの1日はパパと一緒に始まります。枕元で小さな目覚まし音が鳴るとパパが起きる合図。
パパはベッドから出るとむーたんに朝ごはんをくれますが、その後すぐお風呂に入ってしまいます。なのでむーたんはごはんを食べ終わったら再びベッドに潜り込み、ぐーぐー寝ているおねえちゃんにくっついて二度寝。
一応このとき、おねえちゃんのことも起こそうとぺろぺろしてみるのですが、それでおねえちゃんが起きた試しはありません。
しばらくしておねえちゃんがもぞもぞし始めたら、本格的に起こすチャンス。
今度こそごはんをもらいたいので、起こすためにむーたんは必死です。ちょっとでも油断するとおねえちゃんはすぐ寝てしまうので、全身全霊、力を込めて顔に突撃します。
おーきーてー!!!
「・・・おはよ🥱」
おねえちゃんがおきました!
早くごはんをもらいたくて必死だったはずですが、おはよって言われると嬉しくて、むーたんはお布団をホリホリせずにはいられません。「おはよう」という言葉は「だいすき」と同じ意味だと思っているからです。
そんなむーたんをなでなでしながら、おねえちゃんは何回も「おはよ」って言います。ますます嬉しくなって、むーたんは一心不乱にホリホリ!!
はっ!
ちがうちがう、むーたんはごはんがほしいんだった!!
我に返ったむーたんがポーンとベッドから飛び出ると、おねえちゃんもゆっくり体を起こします。
やったー!ごはんだーーー!!
でも、油断は禁物です。
ここでちゃんと見張ってないと、おねえちゃんはベッドをキレイにしている間にすぐ寝落ちてしまうからです。
「あはは、むーたん。ごはんほしいの?朝から元気だなぁ、ははは・・・グゥ💤」
うにゃーっ!!
おきておきておきておきて、おきろーーーーっ!!!
ここで手を緩めるわけにはいきません。
耳元で吠えてみたり、体当たりしてみたり、顔面をペロペロしてみたり、激しい連続攻撃を繰り出します。
むーたんもパパもいつもすぐに目が覚めるのに、どうしておねえちゃんだけこんなに寝起きが悪いんだか!
まったく、手がかかって仕方がありません。
「うぅっ。。も〜、わかったよー。よしよし、ごめんね。」
何回も起こしてあげているのに、おねえちゃんはいつまでたっても寝ぼけ声です。
きちんと起きたのか確認するために顔の近くをウロウロしていると、おねえちゃんの手が伸びてきてむーたんのことをよしよししてくれました。
やっとおきた。
やれやれ。
でもなでなでされて嫌な気はしません。
あ〜、きもちいぃ。
もうちょっとおなかの方をなでなでしてほしいな〜。
はにゃ〜・・・
なんだか・・・
ねむく・・・
はっ!
ねむくなんかなーーーい!!
むーたんのごはんーーーーー!!
おねえちゃんの体が完全にベッドから出るとむーたんのミッション完了です✨
お腹減ったね♡