むーたんの牛皮ガム事件簿

むーたんは体が小さいわりに食いしん坊で、そのせいか色々なものを喉に詰まらせます。今までも危険なおやつに遭遇したことはあったのですが、今回、むーたんに与えてはいけないおやつが新たに追加されたため、ここでご報告したいと思います。

長時間カミカミできるおやつの魅力

唾液の分泌を促すことで歯石予防

むーたんはごはんを食べるとき、噛み砕いたりしません。いつも丸呑みするため、喉に詰まったりしないよう、極小サイズのカリカリを与えています。寝る前に歯磨きガムを与えつつ、リアル歯磨きもするのですが(※『お口に触らないで!そんな愛犬に歯磨きをする方法』参照)、歯石予防ができるカミカミ系のおやつがあるならぜひ取り入れたいと思い、いくつか試してみました。

カミカミは意外と疲れる

むーたんは小柄なわりにかなり体力があります。しっかり遊んだあと、30分以上お散歩に行っても、お家に帰ると遊びたいモード全開なんていうのはよくあること。そんなとき、カミカミ系のおやつを与えると、食べることに必死になってくれるので、食べ終わる頃にはすっかり疲れて、夜もぐっすり寝てくれるのでした。

その間仕事ができる

最近、新しく立ち上げた「Qooppy」(シニア犬向けのペットメディアです^^)のために、仕事の時間をなんとかして捻出したい私。むーたんがおやつをカミカミしてくれれば、その間仕事に集中できます。しかも、カミカミの後は疲れて寝てくれるので、さらに仕事の時間を捻出できます!仕事時間を作るためにも、ぜひともいいおやつを見つけようと思ったのでした。

長時間カミカミできるおやつを与えてみた

ヒマラヤチーズを与えてみた

人間も食べることのできる安心安全な原材料で作った、ドッグシーチュウのチーズバー。どんなにカミカミしても全然なくならないし、歯石予防にもいいと書いてあったので与えてみました。最初はむーたんも必死にカミカミしてくれていたので私も大満足だったのですが、むーたんがすぐに飽きてしまって、そのうち見向きもしなくなりました。残念;;

ビーフジャーキーを与えてみた

チワワ2頭と暮らしている妹に、カミカミ系のおやつのおすすめを聞いてみたところ、ビーフジャーキーがいいと言われたので、聞いたその日に購入。むーたんには今まで与えたことがなかったのですが、手渡すと大喜びでカミカミし始めました。

初めてのビーフジャーキーはあまりに美味しかったのでしょう。1本あたりのカロリーがそこそこ高かったので、食べている途中に取りあげようと思ったのですが、絶対に手放そうとしません。リンゴやカリカリ、チーズで釣ろうとしても効果なし。無理に取り上げようとした結果、丸呑みして喉に詰まりかけたので、もう二度と与えないと心に決めました。

残念・・・><

牛皮のガムを与えてみた

ビーフジャーキーが大好きというのはわかりました。そこで喉に詰まる心配がない、牛を使ったおやつを探していたところ、牛皮ガムというのがありました。ビーフジャーキーよりも小さく、カロリーも控えめ。しかも骨の形を保つために両端が結んであります。これなら誤飲の心配もなさそう!

恐怖!!むーたんの牛皮ガム事件簿

丸呑みして窒息しかかる

ウキウキしながら与えてみたところ、むーたんは夢中でカミカミしてくれたので、私はその間仕事に集中することができました(^^)v

しかし30分ほど経った頃、「かはっ、かはっ!」という変な音が聞こえて私はハッとしました。むーたんが何かを吐こうと、オエオエしています。辺りを見てみましたが、牛皮ガムがありません。どうやら丸呑みしたようです。

よほど気持ちが悪いらしく、駆け寄った私のお膝の上に必死によじ登り、激しくえずいています。優しく背中をさすってあげてもなかなか吐けず、ずっとオエオエしていました。5 〜10分ほど背中をさすっても効果がないので、動物病院へ行こうと準備をしはじめたところ、ゲボォッと大きな音がしました。

振り向くと、むーたんが大量の白い泡を吐いています。体中の体液を全部吐いたんじゃないかっていうくらい大量の泡を見て、私は半泣きになりながらむーたんの背中をさすさすしました。

なんで大事なむーたんにこんな危険なガムをあげてしまったんだろう。

仕事の時間を捻出したいからって、私の都合でこんなものあげてしまうなんて・・・。

むーたん、ごめんね。

本当にごめんね。

そう思って半泣きでむーたんの背中をさすさすしてると、再びゲボォッと大きな音がして、全く形の変わっていない牛皮ガムが丸ごと出てきました。やはりむーたんは牛皮ガムを丸呑みしていたのでした。

その後のむーたんについて

結果、むーたんは元気になったのですが、その後の様子を少しまとめておきます。

ガムを吐き出した途端、むーたんはすっかり元気になりました。

U・x・U「あ!なおった!!むーたん、なおった!!ねーねーねーねー、ごはんは?たべるものちょーだい!おなかへった!おなかへった!!」

ケロッと元気になった上に、ごはんをよこせと主張してくるむーたんの姿に私は力が抜けました。

全く、さっきまであんなに心配させておいて・・・。

と思いきや、再びおえっ、おえっ、ゲロゲロ〜と大量の白い泡を吐いたむーたん。

「え?!大丈夫?」

私がそう言い終わる前に、むーたんは目をキラキラさせながら自分で吐いた白い泡を美味しそうにペロペロ舐め取ります。

「やーーーめーーーろーーーーー💢」

U・x・U「えっ、ダメなの?じゃあごはん!ごはんちょーだい!むーたん、おなかへった!ガムかえして!」

再び元気いっぱいに辺りを駆け回ります。

そしてまたまた・・・

U・x・U「おえっ。おえっ。オボロロロロロ。」

もーーーーーーっ!!安静にしてなさーーーーーい!!ヽ(#`Д´)ノ

最後に

この事件以来、ビーフジャーキーと牛皮ガムは絶対に与えてはいけないおやつに分類されました。今回は無事吐き出せたのでよかったですが、あのまま喉に詰まっていたらと思うと・・・。カミカミ系のおやつなんかに頼らず、もっと時間を有効活用することに決めたのでした。