犬を迎える前に、ぜひドッグランを訪れてみて

先日、愛犬むーたんと代々木公園を訪れたとき、ものすごく広いドッグランがあって、私はそこにいる犬たちに夢中になりました。本当に見ているだけで面白くて、パパから「そろそろ帰ろう」と言われなければ、2時間くらいは平気でいれた気がします(笑)。そして、犬を迎える前の人こそドッグランを見てほしいと思ったので、ここではその理由をご紹介します!

犬を迎える前こそドッグランへ!

ペットショップの情報だけで迎えるのは危険

将来、犬と一緒に暮らすことを検討している方は、一度ドッグランへ足を運ぶことをお勧めします。犬を迎えるならペットショップに行くのが普通じゃないの?と思うかもしれませんが、ペットショップでぬいぐるみのように飾られている子犬たちだけ見て、「なんてかわいいの〜♡連れて帰ろう!」と決めてしまうと、いざ犬を迎えた後で「思っていたのと違う。」となる可能性が高いからです。

そういう私も、実は「思ってたのと違う…。」となった飼い主のひとり。愛犬むーたんが子犬の頃、お家に帰るのが苦痛で苦痛で、ノイローゼっぽくなったこともあります。その時のお話は『お家に帰ることが苦痛だった、むーたんの子犬時代』に書いてあるので、よかったら読んでみてください。

安易に犬を迎えることで生まれる不幸

私の場合は理想と現実のギャップを乗り越え、むーたんときちんと向き合うことができたので、今は本当に幸せなドッグライフを送ることができています。しかし、中には犬と向き合うのをやめてしまって、飼育放棄してしまったり、きちんとしたお世話をせず、犬に可哀想な毎日を過ごさせている人もいるようです。ここでは、私が今まで出会った不幸なケースを一部ご紹介しますね。

【ケース1】

ペットショップで見かけたゴールデンレトリーバー(大型犬)の子犬があまりにも可愛かったので衝動飼い。でも、飼い主は都内のマンションに一人暮らしで、職場が激務なため、十分なお散歩時間が取れない。その結果、体力のあり余った大型犬をマンションに閉じ込める形になってしまい、無駄吠えがずっと続いて困っている。

【ケース2】

シングルマザーで朝から夜まで働いており、子供が寂しがると思って柴犬を迎えた。しかし、子供が進学して家を出たらお散歩する人がいなくなったため、かわいそうだけど基本的にずっと庭に繋ぎっぱなしにしている。ごはんとお水を与える以外は、ほとんど世話ができていない。

【ケース3】

ペットショップの店員から「この犬は大きくなりません。」と言われたから迎えることにしたのに、みるみるうちに大きくなってしまった。小さい犬が欲しかったから、犬に落ち度はないけれど、今は引き取ってくれる人を探している。

こうなってしまうと、犬も人もとても不幸です。だからこそ、犬を迎える前に「本当に今の自分にきちんと犬を飼育することができるのか?」と熟考することはとても大切です。しかし、ペットショップにいる子犬たちは小さくておとなしく、そこだけで実際のドッグライフをイメージするのは難しいでしょう。ペットショップの店員たちも、セールストークでいい面ばかり伝えてくるため、飼育後に「思っていたのと違う」という状況に陥りやすいのです。

ドッグランにはたくさんの犬がいます!

ドッグランで遊ぶ犬たちからは、リアルなドッグライフの一部を覗くことができます。もちろん、ドッグランだけで犬と暮らすことの全てを理解できるわけではありませんが、少なくともペットショップよりは多くの情報を得ることができるでしょう。飼い主さんたちが愛犬とどういうコミュニケーションを取っているか、体の大きさに応じてどのくらい運動量が違うのか、生で見るとまた違った見方ができると思います。

ドッグランで見つけた犬たちのリアル

代々木公園のドッグランで見かけた犬たちの様子を、ここで少しご紹介しますね!

体が大きい子は運動の規模もすごい!

オオカミと見紛うほど大きな犬が二頭、大型犬エリアで遊んでいました。大型犬エリアには体の大きい子がたくさんいましたが、その二頭の大きさは群を抜いていました。他の子が全速力で走り回っている間を、二頭並んでゆったり走る様子はとても優雅で美しかったです。でも、本気を出していないはずのにどの子よりも速くて驚きました。

また、大型犬同士の遊びはものすごく激しくて、目の前で見るとかなりの迫力があります。愛犬のむーたんと実家のこうちゃん(どちらも超小型犬です)に見慣れている私からすると、「大型犬すごい!!かっこいい!!いつか一緒に暮らしてみたい!!・・・でも飼える自信がない。。」と感じるほど。大型犬を迎えたいと思っている人は、ぜひその運動能力を生で実感してみてください^^

犬種が同じでも性格や体格はバラバラ

代々木公園のドッグランには、心なしかフレンチブルドッグがたくさんいました。しかし、同じフレンチブルドッグでも、お友達と楽しそうに遊ぶ子もいれば、マイペースに隅っこを探検する子もいます。ずっと走り回っている子もいれば、飼い主さんの足下からほとんど動かない子もいました。体のサイズも、運動量も、性格も、同じ犬種とは思えないほどバラバラ。

ペットショップでは「この犬種はおとなしいですよ。」「この子は大きくならないと思います。」なんてことを言われることが多いのですが、その言葉は間に受けない方がいいです。その子がどのように育つかは、お家に迎えてみないとわかりません。でも、どんな性格でも、体のサイズが大きくても小さくても、ドッグランにきていた飼い主さんたちはみんなとても幸せそうでした♡

最後に

ここまでドッグランで遊ぶ犬たちの可愛さをお伝えしてきましたが、最後にドッグランが向いていない犬もいることを付け加えておきたいと思います。ドッグランで楽しく遊ぶことができるのは、他の犬と仲良く遊べる子だけ。犬と接することに慣れてない子犬を連れていくと、追いかけ回されて余計に他の犬が嫌いになってしまうこともあります。

詳しくは『ドッグランデビューをする前に知っておくべきこと』に書いているので、子犬を迎えた方はぜひ参考にしてみてください。