むーたんは普段とてもいい子です。吠え癖もないし、噛み癖もないし、おとなしくておっとりしてて、本当にいい子です。でもたまーにビックリするような悪さをします。
私は朝、パパを職場に送り届けた後、食料品や日用品を買ったり、ガソリンを入れたり、区役所や郵便局に寄ったりして、おうちの用事を済ませてから帰ります。家を出てから戻ってくるまで1時間半程度なので、その間むーたんはお家でのんびり。
私がお家に着く頃、むーたんはまだねむねむさんなので、だいたいモケモケの状態でお布団の上にいます。
今朝もお家に帰ると、むーたんはお布団の上でウトウトしていました。
普段ならそのままベッドに行って、むーたんをなでなでしてあげるのですが、今日はむーたんのいるベッドの手前に、驚きの光景が広がっていたのです。
床一面に散らばる、引き裂かれたティッシュやコットンの残骸…。
どうもゴミ箱から引っ張り出したようです。
なにをどう考えても、前科者のむーたんの仕業に違いありません。
(このときは大切にとってあった昔の手紙や写真がビリビリに…)
ゴミ箱の中身を散らかされても、私はどうってことないのですが、むーたんが誤飲するとお腹を壊したり、吐いたりすることもあります。ここはむーたんのためにも、二度とこんなことをしないようにガツンと言わなければなりません。
「おい!!!おまえ!!!!こっちにこい!!!!」
モケモケ状態のむーたんは、お耳をパタパタさせながら、ねむたいおめめを必死に開けようとしています。
が、眠くて足に力が入らない様子。
仕方ありません。
強制的に抱っこして、ティッシュの残骸の前へと移動させます。
「あれ?あれぇ??」
なでなでしてもらえないどころか、なんだか怖い雰囲気を察知したむーたん。
不安そうな顔で目をショボショボさせています。
いちいち仕草が可愛すぎて気持ちが折れそうになりますが、でもここは心を鬼にして叱らないと!!!
「なにこれ!なんでこんなことしたの!ダメでしょ!!!」
怒られてしょんぼりしたむーたんは、なさけなーいお顔をして、限りなくゆっくりとした足取りで、のたのたと机の下に隠れてしまいました。
いちいち可愛すぎかーーーーーっ!!!(;゚ ロ゚ )
ダメダメ、ダメです!
お姉ちゃんはその手には乗りません!!
いいですか、ちゃんと聞きなさい!
もし次こんなことをしたら、いくらむーたんといえどタダでは済みま・・・
っか、、っかっ、、、かわいーーーーーーーーーーっ゜*。(*´Д`)。*゜
だめだ、私の心。
むーたんを相手に、鬼にはなれないね。。
ティッシュの残骸をゴミ箱に戻したあと、甘えてきたむーたんにやすやすと屈した私は、おひざの上にむーたんを乗せてあげることにしました。そして可愛い寝息が聞こえてくるたび、心がホワーンとなるのを感じて、やっぱりむーたんには勝てないなと、改めて思ったのでした。